2016年3月19日土曜日

16.04でのfglrxの提供終了

AMDのGPUを利用する人にとっては,16.04へのアップグレードを悩む必要がありそうです。16.04では既存のAMD向けプロプライエタリドライバであるfglrxが提供されなくなるためです。
「16.04にはfglrxを含めない」という判断には2つの理由があり,ひとつはXenialで利用されるXServer 1.18をCatalystがサポートしないことです。AMDがこのバージョンに対応するCatalystを提供しないので,ユーザーがamd.comからドライバをダウンロードしてCatalystを利用することもできません。
これらについてCanonicalで対応作業を行うプランも否定されており,基本的にはfglrxは今後のUbuntuで利用できる道がないことを意味します。Canonical以外のLinuxディストリビューションベンダーがサポートに手を挙げる可能性はあるので,こうした場合にはUbuntuでも対応される可能性が残されています
もうひとつのfglrx廃止の理由は,「AMDの協力によって開発されているオープンソースドライバである,amdgpuが成熟しつつある」ということです。amdgpuは以前のオープンソースドライバ(radeonドライバ)に比べると非常にパフォーマンスが高く,対応するチップであればfglrxに匹敵する性能を出すことができます。また,AMDは今夏にも「amdgpuドライバをベースとした,新しいLinux向けCatalyst」をリリースするだろうと見られており,将来性も問題ないと考えられます。
一方で,fglrxからamdgpuへの切り替えは,いくつかのデメリットをもたらします。
最大の問題は,amdgpuは今のところ,比較的新しい世代のGPUだけをサポートしており(「実験的」でないサポートはVolcanic Islands世代だけ「実験的」サポートがSea Islands世代),対応していない環境が数多く存在することです。未対応のGPUではradeonドライバを利用するしかありません。これにより,「16.04にアップグレードしたらGPUの性能が生かせなくなった」という事態を引き起こすことになります。
加えて,amdgpuはまだ一部の処理では性能が出ていない状態であり,さらにOpenGLを要求する処理の一部では正常動作しないこともあります。
こうした制約と,AMDからリリースされる「新Catalyst」がamdgpuベースになるであろうことから,Ubuntuのアップグレードをしばらく見送り,動作状態を確認してからという選択もありえます。14.04 LTSのサポート期間は2019年4月までですから,まだ急ぐ必要はありません。

ソース gyho.jp より

AMDは、オープソースに対してとてもよく理解を示し、開発にも協力的であったことを示す、何よりの結果だと、いい見方をすれば解釈できますが、古いグラボのサポートが非常に気になったりしますので、ここは是非継続してほしいと思います。
あとは、NVIDAがAMDと同様に協力的であれば何よりなのですが、そうでないことは過去のリーナスからの言動などからうかがい知ることができますので、是非これを刺激としてとらえていただき、頑張って頂ければと思います。

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