「NeoKylin」は上海に拠点を構えるChina Standard Softwareによって開発されていると説明されており、QUARTZに掲載されているスクリーンショットや動画を見るかぎりではWindows XPのUI/UXを模倣したLinuxディストリビューションのように見える。
ターミナルアプリケーションでカーネルの情報を表示させたアニメーションも掲載されており、その出力結果によるとLinuxカーネル3.12系が動作しているようだ。記事ではどのLinuxディストリビューションがベースになっているか判断することはできないとしながらも、yumパッケージ管理ユーティリティの存在や酷似したインストールスクリーンが存在することなどから、最近のバージョンのFedoraをベースにしているのではないかと指摘している。
ソース mynavinews より
やはり手っ取り早くOSを作成するには、この方法が取られるものと予想していましたが、やはり予想的中です。ただし、これでLinux業界にひょっしたらインパクトがあるかもしれません。
中国は10億人以上の人口を抱える大きな国です。国が後押しすることにより、WindowsからLinuxへディスクトップOSが切り替わり、優秀なエンジニアがよりよいものを創りだす可能性が多分にあること、Windowsのシェアに多少なりともインパクトがあるのでは、ということが注視したいところです。ただし、ソースコードを公開しないパッケージは、リスクを伴うので、その点は注意が必要かと思います。
以前にも、Linuxブームがあった時に、後押しがあったにも関わらず結局Windows(正規版/海賊版を含む)へ回帰してしまったこともあり、 この点も今後見ていきたいところです。
