
メインのCPUには、AMDのA10-6800Kを4.1GHzで使用して、こちらはUbuntu14.04LTS版、カーネル3.14系で安定して使っています。
そんなおり、ネットを徘徊していたら、ふとしたことから面白くて安価なCPUを見つけたので、早速手に入れた、FX-8120。
8コアのCPUでしかもAMD社の製品。
Kがつくこともあり、ブラックエディションとしてクロックの倍率フリー。

いろいろ調べてみると、オーバークロックをしている方がとても多かったので、昔は好んでオーバークロックをやっていましたが、もう何年もやっていなかったこともあり、ちょっと試しに動かしてみるか、ということで、以下の構成でサブマシンを作成。
・CPU AMD FX-8120
・メモリ ADATA DDR3 1333 4GB X2 = 8GB
・グラボ GeForce GF-GTX460-E1HD/OC 1GB
・マザーボード ASUS SABEATOOTH 990FX R2.0 (ソケットA3+)
(ちょっと高めでしたが、このCPUやオーバークロッカーがよく使用するマザーボードということもあって、新品で購入。ちなみに、BIOSの最新版は、2012年が最後のようです。そもそもAM3+自体が過去の遺産になってしまいましたし・・・いまや骨董品ですね)
・HDD SAMSUNG HD502HI SATA2 500GB ・電源ユニット 850W
・ケース Thermaltake フルタワー

(ジャンクで2000円で購入。ケースファン6個付き、DVDマルチドライブ、各種マルチメディアカードのリーダ/ライタ付き。ちなみに、ケースのファンは6個のうち1個しか動作しなかったので、暇を見ては、一つ一つ交換して、残りは側面にある大型ファンのみ。ラッキーだったのは、この価格で、DVDマルチドライブのリード/ライトができたこと、マルチメディアカードのリーダ/ライタがついていて、動作したこと。しかし、ケースがでかい ! !)
さて、上記構成でLinux Mint 17.1 MATE 64Bit版をインストール。
さして、カーネルを新しくするために、kernel.orgから3.14系をまずはダウンロードして8コア、オーバークロックなしでコンパイル。すると、すぐにフリーズ。
接触不良、CPUのグリスの塗布不良、電源をタップからではなく直接壁のコンセントからとってきたりして、トライしてみましたが、その後コンパイル途中や、アプリ起動時にフリーズしまくり状態。
あとは、HDDが不良かと思い、もうひとつ手元にあった同じメーカーの同じ型番のHDD(容量も同じ)を入れてみたところ少し安定したものの、やはりフリーズ。
Linuxを使っていて、もう随分となりますが、ここまでフリーズに苦しんだことはありませんでした。
いろいろと消去法で調べていき、結局SATA2のHDDではなく、SATA3のHDD(TOSHIBAの1TBの容量のもの)を購入して、再インストールして、8コア使っていざコンパイル ! !
笑ってしまうほど、今までの状況は一体何だったのかと思うほどの超安定しての稼働状況 ! !
(一人で、ガッツポーズをしましたw)
そこで、今度はクロックを4GHzへ倍率を変更して、カーネル3.18.9を8コアすべて使ってのコンパイルを開始 ! !
これも、笑ってしまうほど、早いコンパイルと、安定した動作で、一気にカーネルパッケージが完了 ! !
そして、インストールして、現在に至っています。
うーん、SATA2のHDDとマザーボードがSATA3ということで、後方互換で問題なしと「思い込んでいた」ところが盲点でした。
本来ならば、SATA2でも動作するのかもしれませんが、HDD、またはSATAのドライバの問題かわかりませんが、結果としてSATA3装備のマザーボードに、SATA3のHDDを取り付けてトラブルがなくなったということで、今後はこれを教訓に、HDDをSATA2を駆逐して、SATA3へ切り替えていくことにしました。
いやはや、ハマりました。HDDを交換してもダメであれば、あとはCPUだけしか考えられなかったこともあり、率直出費はあったものの、いい教訓を得ました。
それと、このCPUは、Windowsでは、i7と比較されて結構評判イマイチですが、Linuxで使用する限りでは、コア数が多いことで、それほど悪くない印象をもち、更に今常用しているクロック(4GHz)でも安定しているので、安価Linuxマシンとして使用するのには、とても合っていると思います。
オーバークロック前提ですが、4GHzで8コアが動作できる環境は、カーネルをコンパイルする私にとってはサブマシンとしてではなく、メインマシンへと変更したくなるくらい、いい感じに仕上がりました。
あっ、あとは、ケースの側面の大きなファンを交換しなければ。(もっとも、なくても現状は非常に熱はこもらずにうまく排熱ができていると思います。あとは夏場の時にどこまでケース内の温度が上がるかですね)
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